赤ちゃんが便秘をした時の対処法
赤ちゃんの便秘に気づいたら、重症化・習慣化しないうちに、早めに解消してあげましょう。
赤ちゃんが便秘をした時の対処法には、次のようなものがありますが、どうしても治らなかったり、赤ちゃんが苦しそうなら迷わず小児科を受診してください。
- おなかをマッサージする
赤ちゃんのおなかを「の」の字を書くようにマッサージします。
大腸のぜん動運動を活発にすることで排便を促します。お風呂でおなかを洗うときにもマッサージをしてあげると、温まって血行も良くなるので効果的です。
- 母乳やミルクの量を増やす
月齢の低い赤ちゃんの場合、母乳やミルクの量が足らないことが原因で、便秘になるケースが多くあります。
体重の増え方をチェックしながら、授乳回数を増やしたり、ミルクの量を増やしてみてください。
- 砂糖湯を飲ませる
湯冷ましに砂糖を少し加えて混ぜたもの(100㏄の湯に小さじ1ほど)をスプーンなどで飲ませてあげましょう。
ウンチがゆるくなり、便秘が解消することがあります。
- 肛門を刺激する
綿棒浣腸と言われるもので、オイルをつけた綿棒を赤ちゃんの肛門に2cmほど挿入します。
そのまま綿棒をゆっくりまわして腸を刺激することにより、排便を促します。
しっかりと刺激をしてあげると、セキをきったようにウンチが出て来ます。
- 体を動かす
大人でも、運動不足が原因で便秘になることがあります。
体を動かしてあげたり、外へ散歩に出かけると、自律神経に刺激を与え、便秘が改善することがあります。
- 食物繊維を多めにとる
離乳食の始まった赤ちゃんの便秘には、食物繊維を多めにとるようにしましょう。
バナナやさつまいも、海藻類などは食物繊維を豊富に含んでいます。
- オリゴ糖を飲ませる
オリゴ糖は、ビフィズス菌などの腸内善玉菌を増やし、腸内環境を整える特定保健用食品です。天然素材なので、赤ちゃんにも安心です。
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赤ちゃんの便秘・病院を受診する目安
上記のような方法をためしてみても便秘が改善しない場合は、便秘が悪化したり、習慣化してしまう可能性があります。
赤ちゃんの様子を良く観察して、「1日中、機嫌が悪くむずがっている」「いきむ時に激しく泣く」「飲んだり食べたりしたものを吐く」「ウンチに血がついてなかなかとまらない」「10日以上たってもウンチが出ない」などの症状が見られる場合は、迷わずに小児科を受診してください。