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熱性けいれんの原因と症状

熱性けいれんの原因と症状

赤ちゃんのけいれんの中でも最も多いのが「熱性けいれん」ですが、これは38℃以上の高熱を出したときに起こるけいれんです。
6カ月から5歳くらいまでの乳幼児に起きやすく、日本では7~9%の有病率なので、決してめずらしい症状ではありません。

熱性けいれんの原因

生まれたばかりの赤ちゃんが熱性けいれんを起こすことはありませんが、風邪をひいたり熱を出したりしやすい3歳前後が一番多いといわれます。
この熱性けいれんの原因ははっきりとは解明されていませんが、脳の発達が未成熟なところへ急な発熱というストレスがかかったため、赤ちゃんの体が対応しきれずに起こると考えられています。大人は、発熱の前に寒気やふるえが来ることがありますが、赤ちゃんの場合はけいれんという形になると考えればわかりやすいかもしれません。
通常、この熱性けいれんは1~2分以内におさまり、後遺症も残さないので治療の必要はありません。

熱性けいれんの症状

熱性けいれんは、風邪やその他の病気で熱が上昇するときに起こります。
急にぐったりとして全身をがたがたとふるわせ、手足をピーンと突っ張ります。目はあらぬ方向を向いて白目をむいた状態になり、一時的に呼吸が止まります。
次第に唇や顔の色が紫色にかわるチアノーゼの状態になったり、手足を同時にピクンピクンと曲げる「間代性けいれん」を起こすこともあります。
このけいれんの発作は、短くて30秒ほど、通常は1~2分以内にはおさまります。
まるで嵐が去った後のように、次第にけいれんの症状はおさまって行き顔色も戻って来ますが、赤ちゃんは疲れたように眠ってしまいます。
これを「後睡眠」と呼んでいますが、数分程度で眠りから覚める場合もあれば、数時間も眠り続ける場合もあります。

けいれんを起こした時の家庭でのケア

熱性けいれんは全身性の症状で、あまりにも赤ちゃんが苦しそうなため、家族もびっくりしてしまいますが、あわてずに次のようなケアをしてあげましょう。

  • 衣服をゆるめて顔は横を向かせる
    熱性けいれんは、そっとしておいてもすぐにおさまりますが、できれば衣服をゆるめて、嘔吐したときに吐いたものが気道に詰まるのを防ぐために、顔は横を向かせましょう。
  • 刺激を与えない
    赤ちゃんがけいれんをすると、大人はびっくりして大きな声で名前を呼んだり、体をゆすったりしがちですが、無用な刺激を与えるとけいれんがとまらなくなってしまう場合もあります。
    冷静に赤ちゃんの様子を見守りながら、自然にとまるのを待ちましょう。
  • 口の中に何も入れない
    歯が生えた赤ちゃんの場合は、けいれんの発作中に舌を噛んでしまわないかと心配になり、口の中に割り箸を入れたりタオルを入れたりしがちですが、舌を押し込んでしまい、窒息の危険があるので何も入れないようにしてください。まれに舌を噛んで舌に傷がつくことがありますが、命をおびやかすような事態になることはありません。
  • 熱を測る
    熱性けいれんは、発熱と同時に起こりやすいので、熱があるかどうかを確かめましょう。すぐに測れないときは、胸かおなかに手をあてて熱くなっていないかどうかを確かめてください。
  • 何分くらい起きたかを記録する
    けいれんが何分くらい起きたかを記録しておきましょう。通常、熱性けいれんは短くて30秒ほど、長くても数分以内にはおさまります。5~6分以上もけいれんが続く場合は脳への酸素供給が不足して危険な状態になることもあり、救急車を呼ぶ必要がありますが、このようなことはめったにありませんので、落ち着いてください。
  • けいれんがおさまったら
    けいれんを起こしているときは、一時的に呼吸がとまったり、意識が低下したりしますが、発作がおさまると次第に顔色も元に戻り、目を開けて泣いたり、そのまま眠ってしまうこともあります。
    再びけいれんを起こさなければ心配ありませんので、ゆっくり寝させてあげましょう。
    なお、24時間以内に再びけいれんを起こしたり、熱がなくてもけいれんを起こすような場合は、病院で詳しい検査を受けるようにしてください。

熱性けいれんは、治療の必要もなく5~6歳の頃には自然に起こさなくなります。後遺症が残ることもありませんので、安心してください。


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