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風邪・風疹・はしかを見分けるには?

風邪・風疹・はしかを見分けるには?

子供はよく風邪をひきますが、風疹やはしかの初期の症状は風邪と似ています。単なる風邪と思って看病していたところ、発疹が出たり、再び高熱が出たり、関節痛が出たため、病院に連れて行ったところ、はしかと診断されたということがよくあります。
病院へ連れて行くタイミングを間違えないためにも、風邪・風疹・はしかの見分け方を知っておきましょう。

風邪・風疹・はしかの違い

風邪・風疹・はしかを見分けるためには、それぞれの症状や原因を知っておくことが大切です。
一般に風邪や風疹よりは、はしかのほうが症状が重くなりますが、風邪により重大な合併症を起こすこともあるので、軽く考えずに、子供の症状を見逃さないようにしましょう。

風邪

  • 風邪の症状
    軽い咳やくしゃみ、鼻水から気づくことが多いのが風邪です。症状が進むと発熱、のどの痛み、目ヤニ、鼻づまり、全身のだるさ、頭痛、関節痛などがあらわれます。風邪の種類によって嘔吐、下痢、腹痛などの胃腸症状を伴うこともありますが、発疹が出ることはありません。
    熱は風邪をひいてもすぐに出ない場合が多いですが、まったく出なかったり、微熱程度だったり、時にはいきなり高熱から始まることもあります。
  • 風邪の原因
    風邪の原因は、ウィルスによる感染ですが、風邪のウィルスは200種類以上もあるため、違うタイプのウィルスに感染すれば繰り返し風邪をひくということもあります。
    一般に風邪のウィルスは、鼻やのどの粘膜から侵入し、体内で急激に増殖し全身に感染します。
  • 風邪・家庭でのケア
    子供が風邪をひいたら、家庭では安静にして様子をみましょう。熱が上がり始める前に寒気を訴えることがありますが、この時には厚着にして部屋も暖かくしてください。
    熱が上がりきったら服を一枚脱がせて体から熱を逃がしましょう。また、脱水症状を防ぐためにも、湯冷ましやスポーツドリンクなどでこまめな水分補給は必ず行ってください。
    熱があるときは入浴は控えめにし、食欲がないときは消化の良いものを少しずつ食べさせるようにしましょう。
    風邪の多くは3~4日でウイルスに対する抗体ができ始めるため、症状が徐々に軽くなり、1週間ほどで自然に治ります。
    3~4日で主な症状が治まらず、高熱が続いたり、症状がますます重くなったり、新たな症状が見られるときは合併症を起こしている可能性もあるので、早めに病院を受診してください。


風疹

  • 風疹の症状
    風疹は、38度前後の発熱と同時にほぼ同じ大きさの赤く細かい発疹が、顔の周辺から出始まり全身に広がります。熱ははしかに比べて低めですが、半数には発熱は見られないので、発疹だけの場合もあります。
    また、首と耳の下のリンパ節が腫れ、触れるとぐりぐりとしたしこりのようなものが感じられます。そのほか、軽い咳が出たり、白目が充血して赤くなったり、のどが痛む場合もあります。
    風疹の症状ははしかにも似ていますが、さほど重くはなく2~3日で治まり、熱も下がってくるので「三日はしか」とも呼ばれています。
    リンパ節のはれは、発疹が消えてからも数週間にわたって続くことがあり、まれに脳炎(のうえん)や紫斑病(しはんびょう)を合併することがあるので、治ってからもしばらくは様子を見てください。
  • 風疹の原因
    風疹は風疹ウイルスの感染が原因で発症します。咳やくしゃみなどによって飛沫(ひまつ)感染し、 14~21日の潜伏期間の後、症状が現れます。
    4~10歳の子供がかかりやすい病気ですが、一度かかれば自然に免疫が作られるため、その後はかからないと言われます。風疹にかかっても症状自体は軽く済みますが、家族に免疫のない妊婦さんがいる場合、感染によって胎児に悪影響を与える可能性があるため、十分に注意してください。
  • 風疹・家庭でのケア
    全身に発疹が出るとびっくりしますが、風疹の場合は皮がむけたり色素沈着を残すことはなく、3日ほどで自然に消えるので心配ありません。しかし、汗をかくとかゆみが出ることもあるので、冷たいタオルなどで冷やしてあげましょう。
    熱がある場合は、脱水症状を防ぐためにもこまめに水分を補給するようにしてください。また、熱がなくても発疹が消えるまでは外出は控えるようにしましょう。学校へ通っている場合、学校保健法により風疹は発疹が消えるまでは出席停止となっています。


はしか

  • はしかの症状
    はしかは、麻疹(ましん)とも呼ばれますが、38度以上の発熱や鼻水、咳など、風邪に似た症状から始まります。
    熱は3~4日続き、次第に目が充血し目ヤニが出ます。口の中が真っ赤になり、頬の内側の粘膜にコプリック斑と呼ばれる白いけし粒のようなポツポツがいくつも現れます。これは、はしか特有の症状なので口の中を見ることにより診断をつけることができます。
    3~4日続いた熱は、いったん下がりかけますが、半日か1日経つと再び上がり始め、39度から40度の高熱になることもめずらしくありません。発症後5日~6日頃が一番苦しく、高熱の中、赤い発疹が顔やのどから全身に広がります。咳もひどく、関節痛が出たり、口の中が荒れて痛みが出るので食欲もなくなります。
    7日目あたりから熱が下がり始め、発疹は茶褐色に変わり、徐々に食欲も回復して来ます。その後、日を追って全身状態は良くなって行き、発疹の色素沈着が一ヶ月ほど残るものの、それも徐々に消えて行きます。
  • はしかの原因
    はしかは、「はしかウィルス(麻疹ウィルス)」の感染により発症します。生まれてから6カ月ごろまでは母親からもらった抗体があるため、感染することは殆どありませんが、抗体がなくなった2~6才の頃が最もかかりやすい時期となります。
    はしかウィルスの感染力は非常に強く、咳やくしゃみなどによる飛沫感染のほか、同じ部屋にいるだけで感染してしまう「空気感染」も起こります。
    免疫のない人に対する感染力は90%以上とも言われ、感染しても10日ほどの潜伏期間があるため、すぐに自覚症状は見られません。しかし、症状が現れてからは、風邪や風疹とは比較にならないほど、重くなります。
  • はしか・家庭でのケア
    はしかが疑われる場合は、まず小児科を受診して適切な診断と治療を受けてください。
    家庭では、熱と咳、発疹などで食欲も落ち体力も消耗するので、安静にすることが第一です。高熱が続くため、湯冷ましやお茶、スポーツ飲料などをこまめに飲ませ、脱水症状を起こさないように十分に留意します。
    口の中やのどが痛むときは、野菜ジュースやスープなどで少しずつ栄養補給を行い、おかゆやプリン、ゼリーなどやわらかく消化の良いものを食べさせるようにしてください。
    また、熱があるうちは入浴は控えるようにしてください。
    肺炎や脳炎などの二次感染も起きやすい病気であるため、病状が急変した場合は病院へ急いでください。
    はしかは、通常1週間あたりから回復に向かい、2週間ほどで完治しますが、熱が下がっても体力が消耗しているためほかの感染症にかかりやすくなっています。また、完治後、3日くらいは他の人に感染してしまう可能性もあるので、すっかり元気になるまでは自宅でゆっくり過ごすようにしましょう。


風邪・風疹・はしかを見分けるには?

咳や鼻水、発熱などの症状があっても、発疹が出ない場合は風邪と考えられます。38度前後の熱と同時に発疹が現れ、リンパ腺の腫れなどが見られる場合は、風疹が考えられます。
熱の出方が不安定で、40度近い高熱と同時に全身に発疹が現れ、口の中の頬の内側にコプリック斑が見られるときは、はしかが考えられます。
そのほか、「何かいつもの風邪と様子が違う」「発疹の出方がおかしい」という場合は、自己判断は避け、病院を受診するようにしてください。

※風疹やはしか(麻疹)は、重症化や合併症を避けるためにも、1歳過ぎたら予防接種を受けるようにしましょう。

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