小児ぜんそくの発作を引き起こす要因

小児ぜんそくは、多くの場合成長するにつれて治ってきますが、発作を引き起こす要因をできるだけ取り除いてあげることが大切です。それにより、発作の回数も減り症状の軽減、早期の治癒へとつながります。

ぜんそく発作の要因

小児ぜんそくの発作を引き起こす要因として、次のようなものがあげられます。

  • 吸入アレルゲン
    ダニ、カビ、花粉、ハウスダスト、猫や犬などの動物の毛などを吸い込んだときに発作を起こします。
  • 食物アレルゲン
    卵、牛乳、小麦、大豆、米、そば、ピーナッツ、アーモンド、海産物、魚介類、果物類などを食べたときに発作を起こします。
  • 呼吸器感染
    風邪やインフルエンザ、気管支炎、肺炎、副鼻腔炎などは、ぜんそく発作の誘因として最も多いと言われます。またマイコプラズマ、クラミジア、百日咳などが誘因となることがあります。
  • 大気汚染
    車の排ガス、暖房器具から発生する窒素酸化物、建材に使用されるホルムアルデヒドなど。
  • タバコの煙
    受動喫煙による有害物質など。
  • 食品添加物
    食品添加物の亜硫酸塩は気道過敏反応を起こすことがあります。
  • 運動
    運動により、呼吸量、呼吸数が増え、急に気管支粘膜が冷えたり、乾燥するとそれが刺激となって気道収縮がおこります。
    「運動誘発性喘息」と呼ばれます。この場合、多くは運動を中止して静かにしているとおさまってきます。
  • ストレス
    精神的な悩みや心理的葛藤など、子供がかかえているストレスがぜんそく発作の誘因となることがあります。
  • 気圧の変化
    台風の接近など、気圧の変化がぜんそくの発作を引き起こすことがあります。また、晴れている日より、雨の日にぜんそくの発作を起こす事が多いとされています。
  • 激しい感情表現
    大声で笑ったときや、激しく泣いたときなどにぜんそくの発作を起こすことがあります。
  • 薬の服用
    大人の場合、アスピリンと非ステロイド系抗炎症薬の服用によりぜんそくの発作を起こすことがありますが、子供の場合もまれに起こすことがあります。



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