子供のものもらい・治療法と予防法

小さな子供の場合、しきりに目をこすったり、目のあたりを痛がっているようなら、ものもらいの可能性があるので、よく見てあげましょう。

軽いものもらいなら患部を触らないようにし、目の周囲を清潔にしておけば、3~5日くらいで自然に治りますが、時には治療が必要な場合もあります。
ものもらいの治療法は、麦粒腫と霰粒腫で異なります。


子供のものもらいの治療法は?

子供のものもらいは、市販の目薬だけで治る場合もありますが、腫れがひどかったり症状が長引く場合は、眼科を受診しましょう。
治療法は、麦粒腫と霰粒腫で異なります。

  • 麦粒腫の場合の治療法
    まぶたが赤く腫れあがった麦粒腫は、痛みはひどいものの、治療は意外と簡単で一般に霰粒腫よりも回復は早いようです。
    麦粒腫の治療は、抗菌作用のある点眼薬(目薬)や、目の中に入っても安全な眼軟膏などの外用薬を使用しますが、症状により抗生剤・抗炎症の内服薬が処方されます。
    このような治療法により、通常は4~5日で快方に向かいますが、患部が膿んで腫れや痛みがひどい場合は、切開して膿を出すこともあります。
    膿を出すと短期間で腫れがひき、その後1~2週間で元どおりに治癒します。
  • 霰粒腫の場合の治療法
    まつ毛の生え際近くのマイボーム腺に脂肪が詰まっている「霰粒腫」は、放置しておいても自然に脂肪が吸収されて治癒することもありますが、しこりが大きくなってきたり、腫れて痛みがある場合は治療が必要となります。
    患部に細菌が感染して腫れている場合は、抗生物質や弱ステロイドの目薬などが処方されます。その他、飲み薬が処方されることもありますが、目薬や飲み薬で良くならない場合や、視力に影響が出る場合は、手術で取り除くという方法もあります。
    手術は、まぶたに局所麻酔の注射をしてから行うので痛みはなく、手術時間も5分~30分くらいで済み、その後1~2週間で傷口が落ち着き軽快します。
    手術を行うかどうかは、子供の年齢も考慮し、医師とよく相談の上決めるようにしましょう。


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子供のものもらい・予防法

子供のものもらいは、時として繰り返し症状が出る場合があります。
次のような点に気をつけ、予防するようにしましょう。

  • 目やまぶたの周りを清潔にしておく
    ものもらいの予防には、目やまぶたの周りを清潔にしておくことが最も重要です。
    特に外遊びが好きな子や屋外でのスポーツをやっている子には、家に帰ったら顔を洗う習慣をつけさせてあげましょう。
    汚れたハンカチ、タオルなどで目の周辺を拭かないようにすることも大切です。
  • 前髪が目にかからないようにする
    前髪が目やまぶたにかかると、細菌感染しやすく、ものもらいが発症しやすくなります。
    また、常に目やまぶたを刺激することになり、症状が悪化しやすいので、前髪は短めにカットしてあげるようにしましょう。
  • 食べ物に注意する
    ものもらいは、アレルギー症状ではないため、特定の食べ物が原因で発症するということはありません。
    ただし、トウガラシやニンニクなどの辛い食品は、粘膜を刺激してものもらいを悪化させることがあります。
    エビやカニなどの甲殻類、ピーナッツなども炎症を起こしやすいので注意してください。
    反面、皮膚や粘膜を丈夫に保つビタミン類が豊富に含まれた緑黄色野菜や果物を積極的に摂るようにすると、ものもらいの予防になります。
  • 目をこすらない
    目の周りにホコリがついたり、かゆかったり、眠かったりすると、子供はしきりに目をこすることがあります。
    目をこすると、雑菌が入りやすくなり、ものもらいの原因になります。
    なるべく、目をこすらずに水で洗い流したり、目薬をさすようにしましょう。
  • 体の抵抗力を落とさない
    ものもらいは、疲れが溜まっていたり、風邪をひいた時など、体の抵抗力が弱っているときにできやすくなります。
    食べ物から栄養をしっかり摂り、寝不足にならないよう注意しつつ、体の抵抗力を落とさないようにすることが、ものもらいの予防になります。


ものもらいは人から人へうつる?

ものもらいは、家族や友達にうつるのではないかと心配になりますが、ウィルスではなく体に住みついている雑菌が繁殖して腫れているだけなので、うつることはありません。
麦粒腫、霰粒腫ともに、人から人へうつることはないので、安心してください。



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