りんご病とはどんな病気?

初夏から秋にかけて子供の間で流行する病気に「りんご病」があります。左右のほっぺがりんごのように赤くなるので、りんご病という名がついていますが、正式には「伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)」と言い、ヒトパルボウイルスに感染することにより起こります。

りんご病の症状

りんご病の原因となるヒトパルボウイルスは、つばや痰に含まれ、多くは鼻水や飛沫感染により広がります。
潜伏期は1週間~2週間で、その間は無症状の場合が多いですが、時には軽い発熱や頭痛、のどの痛みなどの風邪のような症状が出ることもあります。

その後、左右のほっぺがりんごのように赤くなり、1~2日後に太ももや腕に「紅斑」というレース編みのようなまだらの発疹がでます。
日光にあたったり、お風呂あがりなど、皮膚があたたまると赤くなっている部分がかゆくなることもあります。この「紅斑」は、時に体中に広がりますが、赤みは約1週間ほどで消えます。
その後も紅斑が出たり消えたりする症状が3~4週間ほど続きますが、自然におさまって来ます。

ほっぺが赤くなる1週間から10日前の微熱が出る時期は、ウィルスが血液中に最も増えている時で、感染力も強くなります。
しかし、この時期はりんご病と判断することは難しく、発疹が出たときになってやっとわかります。

ところが、発疹が出る頃には、ヒトパルボウイルスは非常に少なくなっており、感染力もほとんどありません。
そのため、りんご病と診断されても幼稚園や保育園、学校などを休む必要はなく、普段どおりに生活してかまわないとされています。

このようにりんご病は、自然に治る病気なので通常は心配はありませんが、慢性溶血性(ようけつせい)貧血などの血液の病気を持っている場合は、骨髄無形成発作(こつずいむけいせいほっさ)を起こすことがあるので、注意が必要です。

また、妊婦さんが感染した場合は、胎児が感染して、胎児水腫(たいじすいしゅ)や流産早産の原因になる場合があるので、注意してください。


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