高血圧は、サイレントキラー(沈黙の殺し屋)

高血圧は、本人が気づかないうちに体が蝕まれて行くため、サイレントキラー(沈黙の殺し屋)と呼ばれています。
血圧が高い状態を放置しておくと、現在は自覚症状が何もなくても、動脈硬化が静かに進行するとともに心臓に負担がかかり、脳卒中や心筋梗塞、心不全、腎臓病などの重大な病気を引き起こす原因となります。

現在の日本では4人に1人が高血圧と判定されています。高血圧を軽く考えず、日頃から予防したり、早期に発見して必要な対策を取って行くことが大切です。

最適な血圧は?

サイレントキラー(沈黙の殺し屋)を招きよせないための最適な血圧は、上(収縮期血圧)が120未満、下(拡張期血圧)が80未満となっています。上が140以上で、下が90以上だと軽症高血圧となり、上が180以上で、下が110以上となると重症高血圧と診断されます。

WHO(世界保健機構)による世界共通基準では、上が160以上、下が90以上が高血圧の基準とされていますが、病気を防ぐためには、やはり上が120未満、下が80未満におさえておきたいところです。

定期的に血圧を測定しよう

心臓発作などが起きて、はじめて高血圧に気づくというケースもあります。
何らかの症状が現れる前に定期的に血圧を測定しておく必要があります。
会社員の方は、定期健診で血圧の測定を行いますが、自営業や主婦の方も各自治体で行っている定期健診などで血圧を測定しましょう。

また、最近は家庭で測定できる血圧計も販売されていますので、定期的にチェックしておきましょう。
家庭で測定する場合は、朝と夜とで測定値が変わることもありますので、測定日と時間をメモしておくと健康管理に役立ちます。



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