子供の風邪・予防と対処法

子供が熱を出した場合、その原因として最も多いのが風邪です。風邪はほとんどがウィルス感染により起こりますが、発熱、咳、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛みのほか、頭痛や関節の痛み、下痢などを伴うことがあります。

子供の風邪を予防するには

風邪は何よりも予防が大切です。風邪をひかないように、普段から次のような点に注意してください。

  • 運動などをたくさんして、普段から病気に対する抵抗力をつけておきましょう。抵抗力があれば、たとえ風邪をひいても回復が早くなります。
  • 食事をきちんと摂り、栄養がかたよらないようにしておきましょう。特に果物や緑黄色野菜は、風邪予防になります。
  • 睡眠を十分にとり、疲れをためておかないようにしましょう。病気に対する抵抗力が強くなります。
  • 風邪がはやっている時は、人ごみはなるべく避けましょう。どうしても出かける時は、マスクをしましょう。
  • 幼稚園や学校、自宅でも手洗いを十分にしましょう。


子供が風邪をひいた時の対処法

基本的に風邪のウィルスに対抗できる薬は存在しません。そのため、子供が風邪をひいたときは対症療法が主になります。
薬は症状を軽くするために使用しますが、何よりも子供の体力を落とさないように留意し、免疫力が風邪のウィルスを撃退できるよう、次のような対処法を行ってみてください。

  • 幼稚園や学校は休ませ、自宅で安静にしましょう。
  • 熱があるときは、十分に水分補給をしてください。お茶やジュース、スポーツドリンクなども有効です。
  • 体力を落とさないためにも、また回復を早めるためにも栄養補給が必要です。のどが痛むときはすりおろしたりんごやおかゆ、野菜スープなどで栄養補給をしましょう。プリンやヨーグルトなども回復を早めます。
  • 部屋はある程度温かくしておき、時々、換気を十分に行いましょう。また、部屋が乾燥すると抵抗力が落ちるため、加湿器を使用したり、洗濯物を室内に干すなどして湿度を上げましょう。
  • 鼻水が出るときは、こまめに鼻をかみましょう。そのままにしておくと、副鼻腔炎(蓄膿症)や、中耳炎になることがあります。


子供の風邪・こんなときは受診しましょう。

子供の風邪は、体力をつけて栄養状態を良くしておけば1週間ほどで回復しますが、次のような症状が出ている場合は、小児科または呼吸器科などを受診しましょう。

  • 39度以上の熱がなかなか下がらない場合
  • 元気がなく、ぐったりしている場合
  • 何度も吐いたり、下痢をする場合
  • 呼吸困難がある場合
  • 体に発疹が出た場合
  • けいれんが起きたり、意識がもうろうとしている場合
  • インフルエンザが疑われる場合

    ※インフルエンザが疑われる場合は、あらかじめ病院に電話連絡を入れ、指示に従ってください。


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